【現役教師が語る】小学校教員のメリット(日常生活面)

 どうも!

今回は小学校教員の日々の生活の中で

「あっこれ他の業種には、なかなかないメリットだなぁ~」

というものをご紹介していきます(^^)/

この記事はあくまで、しゃけおが経験したことに基づいて作成しています。個人的な主観も多いです。地域や学校の実態によって異なることがあります。

目次
  1. 毎日スーツや制服をではなく、「ジャージ」で過ごせる
  2. 毎日安い「給食」が食べられる
  3. オフィスのように、同じ空間にいなくてもいい

1 毎日スーツや制服をではなく、「ジャージ」で過ごせる

 みなさんは、出勤するときは毎朝スーツやシャツ、スラックスなどを着ていますか?

慌ただしい朝の時間、一回の着替えに5~10分ほどはかかるでしょうか。

これ、地味~に時間を取られますよね。

仮に、毎日10分程度の着替えの時間だと仮定したら…

一週間…  5日×10分=  50分 約1時間
一か月… 20日×10分= 200分 約3時間
一年間…240日×10分=2400分 約40時間(2日間弱)

 計算はかなり単純なもので、出勤日が全て上記で当てはまらないかも知れませんが、10分でも毎日の積み重ねで、結構多くの時間を着替えで費やしていることがわかります。

 では、一般的な小学校教員はどうでしょうか。

日中は基本ジャージ姿で過ごすことが多いです。

スーツなどを着るのは儀式的行事(入学式、始業式、終業式、卒業式など)や、授業参観やPTA(年3回程度)、家庭訪問、あとは外部講師を学校に招いたときや研修を受けに行くときに着ることがあります。


 このように、小学校教員はスーツを着る機会が年間で10回~20回程度になります。教員人生の大半をジャージ姿で過ごすことが多い職種なのです。

 ただ、これは自治体や学校の特色、管理職の性格によって変わります。

「毎朝必ずスーツで出勤して、学校に着いたらジャージに着替える」といった教員もいるようです。

[ふきだし set="しゃけお"]

しゃけおも、最初赴任した学校では「一年間はスーツで出勤するように」と言われました。3か月でやめましたけどね!

[/ふきだし]

中学校や高校、特別支援学校でも、このパターンがあるようです。

しかも初任者(教員に採用されてから1~3年間の新人教員)は、「新社会人なんだから、初心を忘れずに毎日スーツで出勤しなさい」といった風習がある学校があります。

 話を戻して… 毎朝の身支度、着替えの時間をスーツではなくジャージに着替える教員は、時間も1~2分で済まそうと思えばできます。

他にもメリットとして
  • とにかく動きやすい
  • 汗をかいても乾きやすい
  • 夏場は涼しく過ごせる
  • 洗濯が楽(洗うのと干すのにあまり気をつかわない)
  • 古くなっても、買い替えやすい(ユニクロの製品なら一着1000円程度から購入できる)

 このように、着替えの時短以外にも、様々なメリットがあります。

 注意しないといけないのは、保護者や外部の方と会う機会で、ジャージ姿だと相手から「失礼だな」と思われるケースもあります。その際は、スーツを着ましょう。

2 毎日安い「給食」が食べられる

 みなさんも子どものころ、毎日お昼には学校で食べていた「給食」好きなメニュー、苦手なメニュー、友達とグループを作って一緒に食べたこと、余ったデザートや牛乳を争奪しあうじゃんけん…いろいろな思い出があると思います。
 

日本の義務教育は、全ての小学校、中学校、特別支援学校で、中学3年生までは給食があります。

給食は子どもたちだけではなく、教員、事務職員、校務員など学校で働く職員全員が食べることができます。

(守衛や支援員など勤務体系によっては例外もあります)

給食のメリット
  • とにかく安い 一食当たり200~300円程度
  • 栄養バランスがいい
  • 毎日様々なメニューが食べられる

 子どものころ、当たり前のように食べていた給食、大人になったらそのありがたみがわかります。

「毎日昼ご飯準備するの面倒だ…」「外食ばかりだと出費が…」こういった悩みが給食を食べる教員ならありません。

特別支援学校などでは「ご飯、汁物、おかずが2皿、牛乳」といった、ボリュームたっぷりな学校もあります!

[ふきだし set="しゃけお"]

しゃけおは、その日余った牛乳やデザートを家に持ち帰ることもあります。これが地味にありがたい!

[/ふきだし]
給食のデメリット
  • 牛乳が苦手な人は大変
  • 嫌いな食べ物がでたとき「子どもの前で教師が残すのはできない」という考えがある人はたいへん
  • 「飽きる」を感じることがある

 給食を学校内で作ってくれる「自校式」地域の学校分一括で作る「給食センター式」というスタイルがあります。一般的に自校式のほうが味や品数などがいいといわれています。

 昔は「好き嫌いせず残さず食べなさい!」という学校の風潮がありましたが、最近ではその風潮もなくなりつつあります。

「どうしても食べられないものは、どう食べようが無理。好きになることはない」と割り切って、教師も潔く苦手な食べ物は子どもの前でも残すようにすれば、給食はありがたく感じると思います。

3 オフィスのように、同じ空間にいなくてもいい

 みなさんは、職場内の人間関係はどうですか?「あの上司マジ無理」「あの人とは話が合わないわ~」など、大人が集まって仕事をすれば、誰もが経験することだと思います。
 小学校の教師は、基本的に担任になったクラスの教室で仕事をします(音楽、図工、算数などの専科は異なることがあります)。しゃけおの一日のスケジュールの例を表すと

時間場所仕事内容滞在時間
8:00職員室出勤したら出勤印を押す
今日の日程の確認
3~5分
8:15教室朝の会 健康観察
以降放課後まで
6~7時間
15:30職員室たまに会議、研修等1時間
16:45教室退庁
[ふきだし set="しゃけお"]

職員室は、休み時間になって麦茶やコーヒーを水筒に入れに行くぐらいしかないですね~

[/ふきだし]

 会議や研修などがない日は、場合によっては朝の8時から退庁時刻まではずっと教室で仕事をします。

もちろん人によっては職員室で仕事をしたい人もいますが、

小学校教師は仕事をする場所を教室か職員室かを自分で選ぶことができるのです!

  教室で仕事をするメリット、デメリット

  • 一人で集中して仕事ができる
  • 一人の空間だから音楽をかけながらでも作業ができる
  • 退庁時、直接誰にも会わずに帰ることができる
  • クーラーがない学校の教室は大変
  • 相談したいとき、近くにすぐ人がいない
  • プリンターなどは職員室にあることが多いので、印刷物をわざわざ取りに行く手間がある
  • 職員室である会議や研修が始まる時間を気にしていないといけない

  職員室で仕事をするメリット、デメリット

  • 常に誰かが近くにいて相談しやすい
  • プリンターやコピー機などがすぐ近くにあって便利
  • お茶菓子が常備されている
  • 会議や研修が始まる時間を気にして集まる必要がない
  • 常に誰かがいて人によっては集中しにくい
  • 突発的な仕事をその場にいる人にお願いされることがある
  • 電話番をしないといけないことがある

 いかがでしょうか。

「人間関係」「人付き合い」の部分だけを考えたら、教室で仕事をするほうがよさそうですが、人によっては「職員室での仕事のほうが便利!」と思う人もいます。

いずれにせよ、気分によって仕事する部屋を選べるのは小学校教員のメリットといえそうですね(^^)

まとめ

小学校教員はなかなかビジネススキルが身に付きにくい職種ですが、働き方については、他の職種とは大きく異なる部分も多く、メリットもたくさんあります。ぜひ、職選びの参考にされてみてくださいね(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です